ギターを始めて3カ月。いろんな疑問や悩みが出てきている頃かもしれません。でもそれらはギターを続けていれば解消してしまうことがほとんど。だから心配することはないのです。ここではよく誤解して悩みがちな5つのポイントを挙げてみました。ひとつでも目からウロコの情報があれば、きっと今日からのギタープレイに役立つものと思います。

ひとつ目の誤解:コード押さえるには、指の力はかなりいるの?

脱力してしまうかもしれませんが、思ったほど指の力は必要ありません。試しに苦手としているコードのどの弦でも良いので、1本だけそれほど力を入れずに押さえてみてください。すんなりと鳴りませんか…?

それではなぜコードだとうまく鳴らないのでしょう?

それはまだコードフォームに十分慣れていないから。いろいろ気を配るあまり、指が指板から浮き気味だったり、他の弦に触れたりするのです。意識しなくても自然にコードフォームがつくれるようになれば綺麗に響くようになります。今はまず指を立て気味にして他の弦に触れないようにしてみましょう。その時に無理な姿勢にならないようにフォームをつくるのも大切です。

ふたつ目の誤解:コードチェンジはすべての指を指板から離す?

コードチェンジはプロでも気を使うところ。とはいえコツがあります。それは、通するポジションは押さえたままでチェンジすることです。わかりやすい例だとC→Amの進行。

Cの2弦1フレットと4弦2フレットは押さえたまま、薬指を3弦2フレットに移すだけでAmになりますね!

CからAmへのコードチェンジ図

また、コードに似ている部分がある時は、フォームをあまり崩さずにスッとずらす感じでコードチェンジするとスムーズです。例えばC→Gの進行の場合。

中指と薬指の関係をそのまま下にずらし、1弦を小指で追加すれば効率的にコードが押さえられます。

CからGへのコードチェンジ図

加えて、コードチェンジのタイミングも大切です。実は慣れているプレーヤーでもケースバイケースで対応しています。例えば下のようなストロークは、最後の8分音符まで弾いて次のコードにサッと移るのは確かに理想ではあります。でも相当に慣れていないとバタついてしまい、あまり良い結果になりません。

そんな時はむしろ、次の小節の頭の音をきちんと出すことを優先し、各小節最後の8分音符を次のコードに移るための時間と考えます。下は極端な例ですが各小節最後の8分音符(○のところ)でかなりラフに指を離してみました。オープンコードの場合、かなり自然に聞こえると思いますがいかがでしょう?


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なおアルペジオ時のコードチェンジは必要な指から押さえていけばよいので、必ずしも一度にコードを押さえる必要はありません。無駄なく効率的な動きでフォームをつくればOKです。

「大切な5つの誤解。」の続きをお楽しみに!

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