みっつ目の誤解:ストロークは全弦を弾かなければならないか?

必ずしもコードの全弦を弾く必要はありません。むしろ気持ち良いノリを出すために、低音弦を中心に弾くところ、高音弦を中心に弾くところ、全弦を弾くところとニュアンスをつけても面白いかと思います。

その際、リズムを口ずさんでみるとイメージしやすいかもしれません。例えば下の譜面では…

ジャンジャン・ジャーカ・ジャカジャンジャン・ジャカ」 という感じと
ドンドン・ジャーカ・ツチャランチャン・ジャカ」 (サンプル音はこちらで弾いています)では、ニュアンスがかなり異なります。

曲の中で両方を使い分けるのも良いし、もちろん全弦を弾く感じで一曲通すのもありです。表現はギタリスト次第!

なお以下例でのGとCadd9は、少しだけ変化球フォームを使っています。普通のG→Cよりちょっとかっこいいので…ぜひ弾いてみてください。


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よっつ目の誤解:Fは1弦から6弦までをセーハで押さえなければならないのか?

Fコードコード表を見ると、全ての弦を人差し指で押さえなければならないのか…?!と誤解してしまいがちなF。でも考えてみると、3~5弦は別の指で押さえているはず。だから、人差し指で押弦するのは1弦、2弦、6弦のみです。すべての弦を押さえる必要はないのです!  もし誤解している人がいたら、もう一度確認してみましょう。

Fを押さえるコツは、まず3~5弦を押さえてから、1弦をできるだけ人差し指の付け根付近で押さえます。すると自然に2弦が押さえられ、残りの6弦も勢いで押さえられませんか。もちろん慣れると意識しなくてもスッと押さえられるようになります。ひとまずFは恐れるに足らずです。

大切な5つの誤解のラストはチューニング!→