ヴィンテージギターとの出会い
一時期ヴィンテージギターにはまった。
あるショップで店員さんに勧められて弾いたGibsonの古いギター。その音にぶっ飛んだ。
今まで弾いたどのギターにも似ていない圧倒的な個性。心に響く暖かい音色。弾きづらいはずの分厚いネックが、逆に弾きこなしたくなる。衝動買いだった。
そのギターはGibson LG-2。1940年代につくられたものだという。
初めて弾いたヴィンテージギターだった。
それから、今までは知らなかったギターショップに幾つも足を運ぶことになる。ヴィンテージギターには同じサウンドのものはひとつもない。もちろん音の好みは人それぞれ。ただ、熟成された音色は、五感を充分に刺激する。
そして、それから今に遡る形で新しいギターの魅力も再認識した。目指すべき音で誕生したギターならではの新鮮さと安定感、完成度。そして自分の音にしていく楽しみも大きな魅力のひとつだ。
ギターは気持ちを込めて弾けば弾くほど良い音が出るようになるようだ。
今日もギターショップには多くの個性豊かなギターが並んでいる。突然の出会いを演出してくれるギター・コンシェルジュとともに。