dimコード
【ひとことアドバイス】
どこか不安定なコード感を持つdim(ディミニッシュ)。実は構成音だけを見ると、3つしか存在しないのがdimです。dimには概ね3つの基本フォームがあり、そのどれもがそのままずらせばdimコードですので、ルートの位置がプレイにフィットするものを選ぶと良いでしょう。
▼dimグループのこれだけコード▼
ディミニッシュでスムーズな流れをつくる!
dimはどこかに落ち着きたい~!というコード感を持っています。そこで普通のコード進行に挟むことで、少しおしゃれな展開とすることができます。例えば上のTAB譜をシンプルにすると|C|Dm7|Em7|となりますが、各ルートの半音上のdimコードを経過音的に挟むことでスムーズな展開にしています。これは中々使えるので、ひとつのアイディアとしてチェックしておきましょう。なお最後のEm7は、G音をトップに持ってきた少しアレンジしたフォームとなります。
たくさんのディミニッシュコード…?
この譜面ではわずか4小節の間に5個ものdimコードを使っていますが、実は1小節目のdimの構成音はすべて同じ。どの音をルートにしてるかの違いだけです。同じことが3小節目のdimにも。ディミニッシュコードは同じフォームのまま、3フレットずつずらすと同じ構成音になるという特徴があるのです。これを知っているとdimをすべらせる技が使えるので覚えておきましょう。