Fメジャー

【ひとことアドバイス】

Fは確かに押さえずらいコードですが、1弦~6弦の全てをセーハで押さえなければならない、という誤解もあります。上図を見ると3~5弦は他の指で押さえています。つまり1・2・6弦のみを押弦すればOKなのです! しかも6弦F音は必ずしも鳴らす必要はありません。ここではいくつかのフォームをご紹介します。

▼Fグループのこれだけコード▼

F②F③FM7Fadd9F6FmF#m①F#m②F#m7(11)|F①

※①②③はパターン1、2、3の略です。

mini_lesson

Fコードは意外に簡単!スッキリ攻略

Fコードは意外に簡単!スッキリ攻略の譜面
※スマホでは画面を横にすると見やすくなります。

F攻略の裏ワザとして、まずはF#mからアプローチ。 このTAB譜のようにF#mを押さえてから1フレットずらして、中指を加えFコードにすると、Fを最初から押さえるよりは楽に感じませんか…? 3・4小節目は、Fのパターン2。個人的にはむしろこちらの方が、音のバランスが良いように感じます。必ずしもバレーコードのFを使う必要はないのです。

やさしいFコードはアルペジオで活きる


やさしいFコードはアルペジオで活きるの譜面
Fのパターン3でアルペジオを弾いてみます。このフォームは低音が薄いのでハードなストロークには向きませんが、軽い感じのカッティングやアルペジオにはぴったり。FonAは、そのFの5弦開放をミュートせずに鳴らしたコードです。独特のコード感があり、3~5小節目のようにAを共通のルート音とする進行でも良く使われます。

開放弦を生かしたFコードの仲間たち


開放弦を生かしたFコードの仲間たちの譜面
まずはF#m7(11)。コード名だけ見ると難しいコードに思えますが、開放弦を生かしたシンプルなフォームとなっています。普通のF#mの代わりにこのコードを使うとちょっとかっこいいバッキングになります。そしてFM7。他の押さえ方もありますが、まずはこのフォームで覚えておきましょう。