さて今回は、オシャレ系に分類されるであろうシックスに触れてみたいと思います。

独特の響きのシックス。ポジションによって音色のニュアンスは異なりますが、テンション音プラスでさらに趣深い音に! 今回はメジャー・シックス系に絞ってご紹介させていただきます。それではスタート!

ミッション11  続々これだけのお洒落コードを探せ~!

シックス系コードの個性。

例えば「CM7」の響き。美しいと感じますか、それとも濁っている…?

もちろん人それぞれですが、聞くところによると、ジャンルによってはメジャー・セブンスが不協和音とされていた時代もあったそう。綺麗な響きだと感じている自分としては軽い驚きですが、かつて友人がメジャー・セブンスは濁っている、つまり彼的には不協和音だと言っていたことを思い出します。

そして今回のシックス“。まずは一例として「G6」をエンディングな感じで。

最後のじゃらーんがG6。なんとも穏やかな和音ですね。これこそがシックスの個性でしょうか。

そう、メジャーセブンスが不協和音とされた時代は、今よりシックスが多用されていたという話も。”美しさの感覚”が、時代により変化しているのかもしれませんね。

ナインスを加えて、オシャレ度アップ!

さて、例えば「C6」。柔らかく穏やかなコード音が持ち味ですが、もう少しシャキッとさせたい! そんなときは、オシャレ系の代表格であるナインスの音を加えてみるのはいかがでしょうか。

gcp_m090301

ポローンとしてみていかがでしょう? 穏やかさに、陽射しが差したような響きではないでしょうか。このコードがシックス・ナインスと呼ばれるコードですね!

このコードは、セブンス音を含んでおらず、その分スッキリ感のある音になっているのかもですね。先ほどの「G6」も、こんなフォームでナインスを加えるとよりグッとくる感じになります。ぜひ弾いてみてください!

セブンス音を加えると…?!

次にブルーノートのひとつでもあるセブンス音が入ったシックス系コードを見てみましょう。ここではバレーコードのG7を例に。こんな感じとなりました~。

G7(13)のフォーム

実はセブンス音があると、もはやシックスとは言わず、 サーティーンス

ただこの手のコードが好きなギタリストは、青○の部分を省いて、最小限の音で弾くのが好みかもしれません。その際はやはり指弾きがベターですね。

鳴らしてみると、コード音は思ったほど奇抜ではなく良くまとまっています、これまたオシャレ~な感じ。6弦からひとつずつ弾いてみるとコードの構成音を味わいやすいかもしれません♪

そう、セブンスの響きが先にきて、そして最後にシックス(13度)が重なる~♪という感じでしょうか。ちなみに「(13)」という表記は、add13と同じで、G7に13度の音を加えている、という意味でしたね!

それでは最後にシックスを意識して弾いてみたいと思います~。ご参考までにて!

久しぶりのコンテンツは、いかがでしたでしょうか。もし少しでも楽しんでいただけたとしたら幸いです。 それでは、次回をお楽しみに!