これだけギター理論の第二回目。今回は、ギターコードをより身近に感じるために、土台となるところをいま一度整理してみたいと思います。

ダイアトニック・コードを中心にコードを整理してみる。

いきなり出ましたダイアトニック・コード」。これを紐解くカギとなるのが関連するダイアトニック・スケールです。

ダイアトニック・スケールとは、恐らく全全半全全全半という並びの音階のことでしょうか。いわゆるドレミファソラシドの並びパターンですね。実質的にメジャー・スケールと同じものですが、そのダイアトニック・スケール上に構成されるのが、「ダイアトニック・コード」で、最も基本的、かつ 仲の良いコード同士のグループといえます。

ちなみに前回は「メジャー・スケール」という用語を使いましたが、今回は「ダイアトニック・スケール」…、「いったいどっちなの…?!」…と、たいていの方ならそう思うはず。僕もそうです。

そこで基本的には、音階の時に「メジャー・スケール」、コードの時に「ダイアトニック・コード」という仕切で使えばOKかと。ダイアトニック・スケールって用語、あまり巷で会話しているの聞いたことないですし…。

さて! 以下が例として、Cメジャー・スケール上に構成されたCのダイアトニック・コードのグループです。

ダイアトニック・コードの図
スマホでは画面を横にすると多少見やすいかもしれません。

メジャー・スケールの7つの音を用いて、♪をお団子のように積み重ねるだけで良いんですね。ダイアトニック・コードには3段重ねと4段重ねの和音が設定されています。Bm(♭5)以外は、どれも良く使うコードですね。

上図はCの場合ですが、Dメジャー・スケールではDから始まり、Gメジャー・スケールではGから始まります。お気に入りのキーのダイアトニック・コードで確認してみると、何らかの実感が湧くかもしれません。実際に多くの曲が、ほぼダイアトニック・コード内でつくられてたりするからです。

さらにディテールを見てみると、以下のように音を重ねているのがダイアトニック・コードです。

3和音の成り立ちの図

メジャー・スケールの1・3・5音がC2・4・6音がDm、以降同様…、ひとつ飛びで構成されます。きっと一番すっきりと、まとまるパターンなのですね。

ちなみに、コードは3度で積み重ねられていると聞いたことがあるかもしれません。でも実はその3度には、長3度と短3度があったりします。ほぼ規則性はあるとはいえるのですが、完全ではないため、ひとまずはルートから長3度はメジャー短3度はマイナーということだけ覚えておけば良いのではと思案いたします。

いずれにしても、こんな構成で基本的な和音がつくられているのですが、実はダイアトニック・コード内でコードを進行させると、まず外れない曲になります。ここでは、これらの点のみチェックしておきましょう!

3和音、4和音、テンション・コードについての整理!

さて上で整理したダイアトニック・コードの3和音。実際のコードフォームでは3つの構成音のオクターブ上や下の音などを加えて、じゃらーんと弾くことになります。例えばGは、6本の弦を弾いても ソシレ~♪ としか鳴っていないのです。

ダイアトニック・コードの4和音の方も同様ですが、4つめの音で、より和音に個性を与えています。というのも、たいてい4つめに加えるのは、ブルージーな音と爽やかな音をコントロールするセブンス(短7度または長7度)の音。またダイアトニック・コードの仲間には入っていないのですが、個性的なシックスも4つめの音で使われます。

そしてテンション・コードは、4和音または3和音に1オクターブ上の9度、11度、13度などの音を加えた、ちょっとカッコよく、少し複雑なコード。基本は、セブンスまたはシックスが入った4和音にテンション音をプラスします。とはいえ、実は9度は2度、11度は4度、13度は6度とオクターブの関係にある、同じ音だったりしますけど。

和音とテンション系コードの図

上の図を大雑把にいうと、

3和音がソシレ~♪
4和音がミソシ~♪にセブンス音
テンションコードがセブンスコードに、9度か11度か13度の音。いくつかの表記があるよ~
という感じとなります。(注:あくまで大枠です)

でも5和音以上になると、全ての音を押さえるのはだんだんと難しくなってきますね。そこで、テンション・コードではあまり重要度が高くない5度などの音を省略してフォームを作ったりします。

C9の図

例えば左図のC9フォームも、1弦3フレットの5度の音を省略しています。ちなみにこのフォームは小指ひとつで、テンション音を♭9と#9と切り替えできる覚えやすいフォームです。

またCadd9などあえてセブンスを加えなかったり、3度の音を省く場合もありますので、状況により使い分けたいところです。

さて、今回の”これだけギター理論”はいかがでしたでしょうか。ひとつでも役にたった、疑問がすっきりした~!ということがあったとしたら幸いです。最後にCメジャー・スケールのダイアトニック・コードを使ってポップな感じの進行をつくってみました。枠からはみ出ない感じにはなりますが、それが逆に味になっているのかも…!?

それでは、次回のこれだけギター理論もコードについて別の角度から迫ります。どうぞお楽しみに!

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