弾きやすいギターを選ぶ3つのポイント!

特に最初は、自分にとって弾きやすいギターを選びたいもの。そんな時に役立つ3つのポイントをまとめてみました。

1:「ネックの厚み・薄さ」を確認する
2:「ボディの大きさや厚み」を体感する
3:「弦高の高さ・低さ」を体験する

と言われても初めてだと、どのように…? 何を基準に…?と思われるでしょう。そこでもう少し具体的にご紹介していきますね。

まずは、ネックの厚みの確認です。

ネックの厚みを確認する写真

膝の上にギターを寝かせて、9フレットあたりで写真のようにネックを握ったときに親指と人差し指がくっつけば、あなたにとって充分弾きやすいネックの薄さだと思います。9フレットから下はもっとネックが細くなりますので。
でもくっつかなくても慌てないでくださいね! そんなこといったらクラシックギターなんてゼッタイムリですから、笑。あくまでひとつの目安としてご紹介しておきます。

次に、ボディの厚さです。

ギターのボディの厚みの写真

正面から見た形状やボディの大きさも大切ですが、むしろ横幅や形状が弾きやすさに影響するのではないかと思います。一般的にボディは深くて、表面板の面積が広い方が大きい音が出るといわれています。

ただ現在は音の拡大もできるのでギターの大きさが気になる方は、ボディが小さめのものか、薄めのものを選ぶと良いでしょう。

でも身長が155㎝のYUIさんも現在はMartinD-28を使っているとのこと。やはり実際にギターを触ってみて、ギターのルックスや個人的な思いも含めて、総合的に判断したいところですね。

三つ目のポイントは弦高です。

弦高の写真

弦高は弾きやすさにとても関係しています。一般的には弦高は低い方が弾きやすく、音は柔らかい感じになります。ただ、弦がフレットに触れてビビりやすくなっていきますね。

逆に弦高が高いと弾きづらくはなりますが、音に張りが出て特にストロークで力を発揮します。ただ弦のテンションも上がりますので、指の力が必要となっていきます。

どのくらいの弦高が良いかは好みですが、現在、演奏性を加味した弦高の標準的な高さは、1弦で1.8mm~2mm、6弦で2.5mm~2.8mm程度がトレンドのようです。上記の数字もひとつの目安ですので、もし弦高で悩んだ時は店員さんに相談してみると良いでしょう。

最後にネックの長さのことのみ少しだけ触れておきますね。

もしネックの長さが気になったり、小さめのギターが欲しい方には短めのネックのギターもあります。一般的なネックの長さは645~650mmですが、実はGibsonのネックはミディアムスケールと呼ばれ約628mmと短めです。さらに短めのショートスケールと呼ばれるネックを持つギターもあります。

個人的には、慣れればある程度どのスケールのギターも弾きこなせると思いますので、ネックの長さよりはご紹介した他の要素を重視した方が良いのではと思います。

さて、今回のギターの選び方はいかがでしたでしょうか。たくさんある中から、運命の1本に出逢えると良いですね!

少し長文になりましたが、ご覧いただきありがとうございました。それでは次回をお楽しみに!

ギター選びのポイント前編はこちら