ギターの弾き方|ストローク|前編
今回より前編と後編に分けてストロークをご紹介してまいります。
とはいえこのサイトを見ている方は得意・不得意はあるにしてもストロークの弾き方はご存知だと思います。そこで、ここではより自由なストロークのためのヒントをいくつかあげてみます。
■8ビートは上下の振り子運動で

例えば上の8ビートのリズム譜。
1~3小節、どのパターンでもストロークはダウンアップの繰り返しです。つまり弾かないところは空振りで、音を出さないようにしているのですね。そしてよほど超高速の8ビートでない限り前腕部の”上下振り子運動“が基本となります。ゆったりとした曲では、見た目も優雅な振り子運動、早めの曲ではややスピーディな振り子運動。その繰り返しの中で、いろんなリズムを表現したりします。
今回はさすがに動画を作成しました(笑)。映像で振り子状態をご覧ください!
いかがでしょう。リズムパターンはいろいろ変化しても腕は上下振り子であることが確認いただけるかと思います。
もちろん弾き方には個人差があったり、すべてダウンで弾くというロックな場合もありますが、8ビートでは通常こんな感じの振り子が基本となります。
それでは次に16ビ~~~ト!
■16ビートは軽やかに ♬
1小節に16個の音を入れる感じの16ビート。やはり8ビートよりタイトな刻み方となります。
そうです、8ビートのように大きく伸びやかに腕を振っていては追いつきません。もちろん前腕の上下振り子運動もしていますが、それは軽め。どちらかというと手首の動きが大切になってきます。少し弾いてみます。
手首部分が8ビートより動いているのが見てとれるかと思います。ひとつだけ補足しますと手首はあまり回し過ぎなくてもOKです。手首に負担をかけますし、どちらかというと力を抜いて必要な範囲で軽やかに…という感じでしょうか。もちろん盛り上げていくときは強めにストロークします。
今回はもうひとつだけ見てみましょう!
■ノリは低音弦、高音弦、全弦の弾き分けで♪
他の記事でもご紹介しましたが、ストロークする際に必ずしもコードの全弦を弾く必要はありません。むしろ気持ちの良いノリを出すために、時には低音弦中心、高音弦中心、全弦を弾くところ、と弾き分けるのも面白いかと思います。例えば、GとCの繰り返しでも、ピックをあてる中心となる弦を直観的に選ぶことでニュアンスをずいぶん変化させることができます。参考動画をご覧ください。
ノリ一発モノになってしまいましたが、G→Cの繰り返しでプレイしています。低音のズンズンから始まり、最後にはだいぶ印象が変化して聴こえるのでは…と思います。
さて、今回は前半として3つのポイントをご紹介してまいりました。次回は残りのポイントについて一気に触れていきたいと思います。今回のコンテンツがあなたのギタープレイを少しでも楽しくすることができれば幸いです!
それでは後半もお楽しみに~。